繊細クソ野郎の生き方探し

繊細クソ野郎の生き方探し

私は元来気にしすぎな性格である。なぜだか異様に人からの評価を気にしすぎてしまい、嫌われてるのではないかと無駄にヘコヘコしてしまう。怯えてるのがわかってしまい、それで余計に嫌われるというなんともアホらしい悪循環に陥る。
高校生の頃からその性格の片鱗は見え隠れしていたが、大学時代のアルバイト先で怖いパートさんと折り合いが付かず嫌われ、そこからちょっとずつ酷くなっていき、新卒で就職した会社がバリバリの体育会系で、私の性格に合わず、1年で辞めてしまった。
その時初めて精神科にも行った。病名は適応障害である。診断書を書くために誂えたようなものなので、実際はどうかは知らない。
その人間関係の失敗が物の見事にトラウマになり、新しい仕事を始めようにも、ちょっとのミスを起こして怒られたりすると、「嫌われたのではないか」も怯えてしまい、長続きしなくなった。
客観的に見ると繊細すぎてムカつくなと思う。

そんな中、付き合ってる彼氏との結婚が決まり、半年後、彼氏の地元に行くことになった。なんとも急なことである。
当然お金が必要になってくるので、人が怖いから働けない!なんていう弱メンタルを発揮してる場合ではなくなったので、私はまたアルバイトを始めた。スーパーのアルバイトだ。
初めてまだ1週間も経っていないが、持ち前の気にしすぎで早くも辞めたくなっている。
そのアルバイト先にも怖いパートさんが存在するが、私があまりに必死すぎるのを認めてくれたのか、厳しくも優しく接してくれる。他のアルバイトさんもみんな優しい。未だかつて無いほどに。それなのに繊細クソ野郎の私はもう逃げ出したくてしょうがないのだ。
家族や友達は、有難いことにそんな繊細クソ野郎の私を嫌な顔ひとつせず聞いてくれる。
彼氏も叱りはしてくるものの、支えてくれている。
私はこのままではまずいと思い、また新しい精神科にかかってみた。そしたら先生は「彼氏もいて、家族も友達も理解してくれている、職場の人達も優しい。状況はどうみても幸せなのになんでそんなに不安なの?気にしすぎだよ」と言われた。そんなの私が聞きたい。それを解決したいから来たのに、もうどうしようも無いんだなあ、とちょっと悲しくなった。とりあえず抗うつ剤を処方されたが、効いてるのかイマイチ実感はない。
結局これは病気でもなんでもなく、きっとただの性格なんだろうな、と思った。ずっとこんなだったので性格自体を治すのは難しいが、どうすれば繊細クソ野郎の弱メンタルでも楽しく生きていけるのか、向き合って見ようと思った時に見つけたのがライターの仕事だった。さいわいにも文章を書くのは小学生の頃からずっと好きだった。ライター1本で食っていくのも楽ではないと思うが、繊細クソ野郎の弱メンタルには一筋の光である。今まで避けてきた「努力」だが、一念発起し、ライターになるべく頑張ってみようと思う。自分のより良い未来のために。